シルトフェンス
汚濁防止膜(汚濁水拡散防止膜) 私たちが身近に親しんできた川や海は近年、その環境が破壊されつつあります。 SILT FENCE(シルトフェンス)は、汚濁防止膜・汚濁水拡散防止膜と呼ばれ、河川・海岸工事等における汚濁を防止し、自然環境保護に貢献しています。 株式会社ハクショウは、各地にストックヤードを設け、万全のメンテナンスを行っています。また、使用にあたっての事前調査及び検討書の作成・提出等においても速やかな対応が可能です。 さらに、特殊仕様の設計にも万全の態勢を整えています。 シルトフェンスは次のような工事で使用されています。 1. 河川改修・改良・浚渫工事
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シルトフェンスの使用効果
SILT FENCE(シルトフェンス)は、河川、道路、ダム、海洋土木工事により発生する汚濁の拡散防止に効果があります。 汚濁微粒子が流れ出すのをカーテンにより滞留させ粒子の自然沈降を促進することにより、汚濁の拡散を防止します。 |
シルトフェンスの形式と特徴
固定式汚濁防止膜 | 垂下型 FHタイプ | 汎用型 |
自立型 FGタイプ | 特殊仕様のため 別途設計になります。 |
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中間フロート型 FTタイプ | ||
通水型 FRタイプ | ||
枠型 FWタイプ | ||
浮沈式汚濁防止膜 | 垂下型 FFタイプ |
シルトフェンスの種類と選定
呼称 | フロート径 (mm) |
フロート 形式 |
カーテン強度 (kg/3cm) |
使用条件 |
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FH-600 | 600 | 連続 | 300~800 | 自然の海域で遮蔽された防波堤外の海域 (波高:1.5m以下、流速:0.5m/s以下) |
FH-400 | 400 | 連続 | 300~500 | 防波堤内の広い海域、あるいは自然の地形で遮蔽された湾奥の海域 (波高:1.0m以下、流速:0.2m/s以下) |
FH-300 | 300 | 連続 | 300~500 | 防波堤内の中程度の広がりを持つ海域 (波高:0.8m以下、流速:0.1m/s以下) |
FH-300T | 300 | 単独 | 300 | 湖沼、あるいは湖沼と同様に静穏な十分に遮蔽された海域 (波高:0.5m以下、流速:0.05m/s以下) |
製品案内
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FH-600 (連続フロート)フロート径 : φ600 |
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FH-400 (連続フロート)フロート径 : Φ400 |
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FH-300 (連続フロート)フロート径 : φ300 |
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FH-300T (単独フロート)フロート径 : φ300 |
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FF-600 (浮沈式フロート)フロート径 : φ600 |
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FH-600 (連続フロート) 高波浪型フロート径 : φ600 |
枠型(グラブ枠用カーテン)カーテン : #300~#1000 |
施工手順
1. 搬入
シルトフェンスは1~数スパンをほぼ仕上げた状態で搬入します。
このため、荷受後の作業が大幅に軽減されます。
2. 荷卸し
荷卸し場所は使用前の組立作業や会場への曳き出し、台船への積出し等が容易で、シルトフェンス敷設の現場に近い場所が理想的です。
3. 検収
荷卸し後に、仕様に沿った形に仮配置し、設計数値等との照合確認を行い、最終段階の検収をします。
4. 組立
フロート部からカーテンの下端までをベルトやロープで結び合わせます。テンションベルトや補強ベルト等の連結にはシャックルを用います。
5. 布設
1スパンづつレッカーで吊り上げ海上に曳き出します。
曳き出されたシルトフェンスにアンカーロープ、緩衝ブイを取り付け、カーテンを開放して布設を完了します。
参考資料